ハーブとは、薬草とも呼ばれ、植物が持つ力が、
わたしたちの体にもたらしてくれる様々な効能があるものをいいます。
古代から、植物は治療にも使われており、
医学の父ヒポクラテスも薬草を使い人々を治療してきたと言われています。
植物の歴史は、人間よりも遥か長い歴史を持ち、進化し生存してきました。
ただの植物ですが、されど植物。
わたしたちは植物や、自然なくては生きていけないのです。
様々な効能を持つ植物たちの素晴らしさを知ったら、きっと日常に取り入れたくなりますよ。
植物療法では、植物の力を借りて、お悩みに合わせハーブを選んだりします。
ドライハーブであれば、日持ちもするので保管しやすくお勧め。
おうちに置いておくと、日常にお手当やセルフケアで使えるハーブをご紹介しますね。
あると便利なお勧めハーブ
優しさの代表、カモミール
ハーブの万能薬と言われるカモミール。
甘いリンゴのような香りをしていて、ギリシャの大地のリンゴ「Chamaimelon」から来ています。
医者の薬とも言われ、古くから皮膚や消化器系、呼吸器系に働きかけます。
不安を取り除く鎮静作用なども持ち合わせているため、自然ぐすりの中では使いやすく持っているととても幅広く使えます。
子どもから大人まで幅広く使えることも魅力の一つ。
あの、有名なピーターラビットにも登場する優しいハーブです。
使いやすいのは、ハーブティーとして飲用すること。甘くてリンゴの香りが飲みやすいです。
眠る前の安眠ティーに飲んでみてください。
ぐっすりと眠れますよ〜。
安眠作用・鎮静作用・下痢や腹痛、消化不良、痛みや炎症の緩和など。
女性のための、ローズ
ローズは女性のためのハーブ 美肌など、美を保つため、月経にまつわる女性特有の不調にも女性にまつわる全ての不調はローズが和ませると言われてきたそう。
不妊、PMS、月経痛、更年期の症状にも。タンニンを多く含み収斂作用が下痢を抑えます。
心にも働きかけ、優雅な香りは癒しと明るい気持ちを与えてくれます。
女性としての喜びを忘れてしまった時に、女性は女性特有の不調をきたすことが多いんです。
ローズは悲しみを癒すハーブ。
女性であることを喜び慈しみ、愛を教えてくれるハーブでもあります。
ローズは全女性にお勧めしたいハーブNo. 1です!!精油はとても効果ですが、ハーブは手軽なお値段で購入することができます。女性であることを誇りに思い、女性性を育めるローズです。
鎮静作用・収斂作用・緩和作用・口内炎や下痢、便秘・月経トラブルなど
免疫力UPの、エキナセア
ネイティブアメリカンが古くから愛用してきた歴史あるハーブです。
傷の手当てや咳、喉のケアに使われてきました。
免疫力を高めるハーブとして、現代も親しまれている薬箱のエキナセア。
免疫力を高める働きに優れていて、花粉症にもいいと言われています。
抗ウイルス作用、抗感染作用を持ち、風邪・インフルエンザの予防、ヘルペスなどのあらゆる感染症予防に効果的です。
下痢の症状や傷にも。治りにくい傷には外用としても使います。
エキナセアは、ハーブティーにしてもいいですが、チンクチャー(薬草酒)にして
飲み物や白湯に入れたりして風邪の時期に使うのがお勧めです。
抗ウイルス作用、抗菌作用、免疫賦活作用、消炎作用、創傷治癒作用など
デトックスや花粉症に、ネトル
ネトルはビタミンやミネラルといった栄養素が豊富だったり、血液の門番とも呼ばれるくらい「血液」に関係することが得意です。
栄養不足の人、妊婦などに古くから用いられてきました。
血液の中あるヘモグロビンに構造が似ている、クロロフィルという物質を豊富に含むため、浄血や造血作用に優れているのです。浄血作用は、血をきれいにする働き。アレルギーの症状である花粉症、アトピー、リウマチなどの改善に。また造血作用は血を作る作用。貧血、妊婦や授乳中にも。
造血作用として摂取したい場合は、飲用よりも細かくして、そのまま食べるのが良いです。
鉄分やビタミンが豊富で、野菜不足のための栄養補給や貧血防止に役立ちます。利尿作用にも優れ、体内の老廃物や尿酸を排出してくれます。痛風や尿酸、尿道炎などの泌尿器感染症にも多く使われています。
ネトルは、細かくミルにかけると青のりみたいな香りだから、ふりかけにするといいのです。
そのまま食べることで、造血作用がUPします。味の濃いものだったら、みんな気づかない・・・
収斂作用・滋養作用・利尿作用・止血作用・体内浄化作用・体質改善・造血・浄血など。
フランスの食後茶で有名な、レモンバーベナ
不安や緊張を解き、心身の強ばりを取り除き、疲れを取り除いてくれるハーブ。
精神的な疲れをとってくれると言われています。
リラックスを目的に、夕食後から就寝前に飲む「イブニングティー」としてフランスでは親しまれていたり、食後にお茶としてフランスでは、レモンバーベナティーが出るそう。食後に飲むことで消化促進をしてくれます。消化器系に働きかけるため、消化不良、吐き気、乗り物酔いといった胃腸の不調にも良いです。
お湯に入れると、ふわ〜っとレモンのような香りが広がるレモンバーベナは、ドライもいいですがフレッシュなハーブでお茶にするのもお勧め。みずみずしい香りが広がり、ペパーミントなどと一緒にぜひ、摘みたてのフレッシュハーブティーを楽しんでみてください。
緩和作用・鎮静作用・消化促進作用
風邪や熱の初期に、エルダーフラワー
エルダーフラワーは、「インフルエンザの特効薬」と言われるほど、インフルエンザや風邪の症状には欠かせないハーブ。
発汗作用や利尿作用に優れ、体内の毒素や熱を排出します。風邪のひきはじめのうがいにもいいと言われています。抗カタル作用を持ち、アレルギー症状を緩和させ、花粉の時期の、鼻水や不快な症状を抑えてくれ重宝します。不安定な心をなだめる効果も。
エルダーフラワーは、ニワトコの木のハーブで、白い可愛いお花のハーブ。
ニワトコの木といえば、ハリーポッターの杖もニワトコの木。
古くから、妖精の宿る魔法の木で、エルダーフラワーは、「庶民の薬箱」と呼ばれていたんですよ。
発汗・抗カタル・去痰作用・利尿作用・抗アレルギー作用
血行促進、体の元気に、シナモン
スパイシーな香りで、オリエンタルを思わせるシナモン。
古代では献上品として使われ、高貴なものでした。クレオパトラもシナモンをよく使っていたと言われています。
血行促進に優れていて、冷え性の人におすすめのハーブ。
元気がない時や、体が疲れている時にもお勧めです。眠る前にもシナモンは血行を良くするのでお勧め。また、粘液の排出を促進するので、風邪の症状も緩和。食後に飲むと、胃腸をサポートしてくれます。吐き気や消化不良、お腹の張りなどにも。
私もシナモンは苦手だったんだけれど、美味しいシナモンはとっても美味しいんです!!
気をつけることは、セイロンシナモンを選ぶこと☆
とってもお勧めのシナモンはこちらです〜
消化促進・血行促進・駆風作用・血糖調整作用など
いかがでしたか?
魅力たっぷりのハーブたち、お家に揃えてみてはいかがでしょうか?
ちょっとした不調や、リフレッシュしたい時、植物たちは優しくあなたに寄り添い、体と心をケアしてくれるパートナーとなります。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。
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