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今日は、今の暑くなる時期に作りやすくなる発酵調味料を仕込みました!
そのとっても簡単でオススメな「醤」の作り方や、活用方法をご紹介したいと思います。
旨味がたっぷり!麹で作る最高調味料「醤」
醤って何??
醤=「ひしお」と読みます。
古来中国から伝わった、日本の伝統的な調味料で、お味噌を醤油の原型だとも言われているそう。
日本では弥生時代くらいからあったとも言われていて、伝統的な日本の調味料ですね。
わたしがよく作るのは「醤麹」と言われるもので、麦麹と米麹、豆麹を合わせたものに
醤油などを加えて発酵させていくものになります。
醤の特徴
醤は、分解力がとても高く、魚の小さな骨くらいは分解できてしまうくらいパワフル!
熱を加えなければ醤油のような味わいや使い方、
熱を加えるとお味噌のようなコクの深い味わいに。
大豆が持っているイソフラボン、麦などが持つカリウム、マグネシウムなどのビタミンミネラルが豊富で、麹のもつ酵素によって、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖なども多く含みます。
そして発酵の過程では、お肌の代謝に必要なビタミンB群を作り出してくれます。
醤のなんといってもすごいところは、お料理に使うと旨味が増すこと。
アミノ酸が豊富で、飲む点滴とも言われる「甘酒」よりもたくさんアミノ酸が含まれています。
食べる天然サプリメントですね♡
醤が持っている発酵のパワー!
発酵により発生する物質により、大豆のタンパク質がアミノ酸に分解され、旨味の元に。
また、でんぷん質を分解するアミラーゼによって、麦と大豆が分解され、自然な「甘味」となります。
発酵食品の甘味はこの化学反応のおかげ。
そして醤は、お醤油が持ってる「グルタミン酸」=旨味のアミノ酸によって、旨味と塩味、甘味が融合された最高の発酵調味料となるのです。
お醤油が持っている酵素の数は100種類くらいと言われていますが
醤が持つ酵素の数は、なんとその倍の200種類とも言われているそう。
お醤油の代わりに使うだけで、たくさんの酵素を簡単に取り入れることができますね♡
酵素は私たちの体に欠かせないもの。
日々たくさんの影響で酵素は失われていきますが、普段の食事から少しずつ取り入れていけるといいですよね。
醤の作り方
醤の作り方なのですが、とっても簡単!
お味噌やお醤油は、手作りすると1年くらいかかりますが、醤は暑い時期なら1週間程度で完成。
難しい工程もなく、混ぜるだけ!なので、誰でも簡単に出来ちゃいますね。
材料は、3つ!
- 醤麹
- 水(ミネラルウォーターは不可、浄水したお水でOK)
- お醤油
麦麹や、豆麹を買って混ぜる方法もありますが、今全てが混ざったものも売っているので、これを買ったら便利かも♡
作る容器は・・・?
1Lくらい入るガラスの容器や、小分けにして作るなら、ホーローなどの容器でも。
なるべくプラスチックは避けてくださいね〜。
作り方★
作り方は、とっても簡単で、全ての材料を混ぜるだけ!
- 事前に消毒を。雑菌がいると腐敗の原因に。煮沸消毒か、パストリーゼ、40度以上のアルコールなどで消毒をしてくださいね。
- 前日、当日は、納豆をなるべく控える。
納豆菌って、とっても強い・・・だから、前日や当日は納豆を食べたりするのをやめておいた方が良いです。納豆の菌に負けちゃいます。
醤麹・・・550g
水・・・・300ml
醤油・・・600ml
昆布・・・10g〜15g(なくても大丈夫!あれば美味しい!)
全部を、容器に入れて自分の手で、濁るまでよく混ぜ混ぜしましょう。
手の常在菌=自分の菌たちを入れ込むことによって自分に必要な菌も入ります。
仕込み終わったら・・・
仕込みが終わったら、常温で置いておきます。
そして、毎日1回、手で混ぜること。
美味しくな〜れ〜!!と思いを込めて混ぜることも大事♡
時間が経つと、ぷくぷくと泡が出てきて、生きている証が見えますよ〜!!
夏場だと1週間もして、ねっとりしてきた感じが出てきたら食べごろ♡
保管は、冷蔵庫で半年以内には食べ切りましょう。
冷蔵庫に置いておいても発酵がゆっくり進みます。
美味しい醤の食べ方♡
美味しい醤が出来上がったら、ぜひ食べてみましょう。
簡単な食べ方でまず食べてみて、そこからアレンジしてみたりするのもいいですよ♡
そのままでおすすめの食べ方♡
・きゅうりやアボカドにそのままかけて食べる♡
・納豆のタレの代わりに
・焼いたお肉の味付けに
わたしは、お肉を漬け込んだり、手作り調味料に使ったりしています。
お肉やお魚もとても柔らかくなって消化に負担がかからないので
とってもおすすめ。
また、レシピでご紹介しますね♡
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